ニューノーマルの流儀
~withコロナで忘年会・新年会はどう変わる?
新型コロナウイルス感染症によって、ガラッと変わってしまった世の中。世界中の人が自粛生活を余儀なくされ、新しい生活様式が出来上がりました。そんな生活も約1年。もうすぐ年末年始がやってきます。 毎年、忘年会や新年会を楽しみにしている方も多いことでしょう。では、今年の忘新年会はどのようにして開催されるのでしょうか。今回は、これからの忘年会・新年会のあり方や実施の際の注意点について紹介したいと思います。
withコロナで忘年会・新年会は実施されるのか
新型コロナウイルスによって一変してしまった生活の中で、誰もが自粛生活を余儀なくされてしまい、旅行に行ったり遊びに出かけたり、夕飯の買い物に行くのでさえ制限されるようになってしまいました。
今年の忘年会や新年会は、例年と比べると飲食店を利用する人は大きく減ってきており、忘新年会自体を中止にするケースも見かけられます。
ただ、大規模な忘新年会とまではいかなくても、今年一年をねぎらう会や、新年のお祝い会を、気のおけない仲間うちなどですることで、大変な飲食店さんを応援したいですね。
忘年会・新年会の新しいスタイル
リモート忘年会・新年会
新型コロナウイルスの感染拡大により新しく定着した生活様式のひとつとして、会社に出社せずzoomなどを利用したリモート会議ができあがりました。そこから生まれたのがリモート飲み会です。
リモート飲み会とは、自宅でパソコンやスマホ、タブレットから、オンラインのビデオチャットを通じて会話をしながら飲むという新しいスタイルの飲み会です。全員が別の場所にいたとしても、それぞれがお酒やおつまみを用意して、気軽に飲み会の雰囲気を味わうことができます。外出自粛をして家にいる、「まだお店に行くのはちょっと……」という方でも飲み会に参加ができるため、話題になったのは記憶に新しいと思います。
一度に何人もの人と同時に会話できるので、自分でお気に入りのお酒とおつまみを用意するだけで、時間や周りを気にすることなく、お店に行くより気軽に飲み会を開くことが出来ます。これから迎える忘新年会シーズンでも、この「リモート飲み」を利用して開かれることもありそうですね。
大会議室などの広めの場所での忘新年会
また、密を避けるために狭いお店ではなく、会社の大会議室や広めのレンタルスペースなど、他の人との距離が保てる場所を借りて、テイクアウトや、デリバリーを利用した、納会のような形式の飲み会をやるケースも出てきそうです。
このコロナの影響で、Uber Eats(ウーバーイーツ)などのデリバリーサービスの導入を進めたお店や、これまでテイクアウトを行っていなかった名店で、新たにテイクアウトを始めたお店も数多くあります。そんなお店の料理を注文し、忘新年会で楽しむのも良さそうです。
テラスなどの屋外での忘新年会
屋内に比べ、屋外は換気という観点ではより安心ですね。広めのテラス席や会社の屋上などのオープンスペースでの飲み会であれば、冬の寒さ対策は必要なものの、感染リスクを抑えた忘新年会ができそうです。また、平日の仕事終わりの夜間でなければ、日中の河原や公園などでのバーベキュー忘新年会も良いかもですね。
このコロナ禍で、テラス席を設置したり、拡張したりしたお店も増えてきました。また、場所によっては、美しい夜景が見られるテラス席を持つお店もあります。そんないつもと違う雰囲気の中での忘新年会は、「あの時こんな忘年会(新年会)したよね」といった話ができる、思い出深い会にもなりそうです。
それでもお店で忘年会・新年会がしたい!気を付けるポイントとは?
ここまでで紹介した新しいスタイルの忘新年会ももちろん良いですが、リモート飲み会は画面越しになってしまいますし、それ以外の方法でも広いスペースの確保や、借りるための会場費などが掛かる場合があります。屋外の場合は気候にも気を付けなければなりません。そこで、やっぱり今まで通りお店での忘新年会を開催しようとするのであれば、どんなことに注意すれば良いのでしょうか。
人数を絞る
参加人数を絞ることで感染リスクは軽減できます。狭いお店であっても人数を絞れば、それだけ密を避けることができますので、会社の大人数の部署の忘新年会であれば、全体でやるのではなく、チームを分けるなどして、別々に忘新年会を実施してはいかがでしょう。また、サークルなど仲間内の忘新年会であれば、仲の良い少人数グループに絞って実施すると良いでしょう。
できるだけ他のグループと接点を持たない
団体で利用する場合、他の来店客から感染を受けたり、席を移動したりするなどの行動で感染を広げてしまう恐れがあります。ですので、お店を選ぶ際は、個室のあるところや、お店を貸し切りにできるところを選ぶことによって、感染拡大を防ぐことができます。また、個室や貸し切りでも、座席の配置を向かい合わせにしないことや、広めに席間を取るなどの対策はするようにしましょう。
取り箸をつかい、回し飲みも控える、マスクを付ける時間はできるだけ長く
ウイルスを広げないためにも、料理の取り分けの際には取り箸をつかい、回し飲みなどは控えましょう。また、食事中でもマスクを付けることを意識するのも重要です。マスクを外すのは料理を食べる時だけにし、おしゃべりや料理を取る際にもマスクを着けることを意識してくださいね。非接触・飛沫感染防止を徹底した飲食を心がけましょう。
ランチのピークタイム後やハッピーアワーなどを利用する
できるだけ客数の少ない時間帯に実施するのもひとつの方法です。目安としてはランチの混雑する時間帯の後や、ハッピーアワーを利用する方法です。お昼からお酒を飲むのはちょっと抵抗があるという方は、当日の仕事を早めに切り上げて、ハッピーアワーを使った忘新年会をしてはいかがでしょう。お店の閑散時間の集客施策であるハッピーアワーであれば、アルコールなどをお得に頂けるだけでなく、客数が少ない時間帯でもありますので、三密を避けることができます。
お店の感染対策の実施にも目を向けよう
また、その他の基本的なポイントとして、
・消毒液の設置
・入店時の検温の実施
・換気が行き届いている
・座席の間隔が十分に取れる
・従業員がマスクをしている
・店内の消毒、清掃が行き届いている
・キャッシュレス決済の導入がされている
・ガードスタンドが設置されている
などの、感染対策がきちんとできているかどうかも、お店を選ぶうえで重要な要素となります。感染対策実施店のステッカーやグルメサイトなどの感染対策状況などをきっちりチェックしてお店を手配するようにしましょう。
まとめ
ここまで、ニューノーマルの中での忘新年会についてご紹介してきました。忘新年会は年末年始時期のせっかくの集まりですし、毎年恒例にしてきた方も多いと思います。リモート飲みなどの新しいスタイルでの忘新年会も良いですが、充分に感染症対策を考慮してお店でやるということも、いくつか注意が必要ではあるものの不可能ではありません。今年は断念しようと考えていた方も、なんとか開催出来ないかと方法を模索されていた方も、是非この記事を参考にしていただければと思います。