1. ヒトサラ

マウイ島で一泊グルメ旅・前編|
ショーンモリスの今行くべきレストラン#3


ハワイは1都市あたりのレストランの数が全米で6番目に多い。ハワイの狭さを考えれば、これはかなりの数だ。ハワイの食文化の中心は、やはりオアフ島だが、最近では離島のレストランも無視できない存在に。

特にマウイ島には注目シェフの新しいレストランが登場しているという噂を耳にしていたので、知人のフードライター達とマウイ島1泊、食レポツアーを決行することにした。

    

マウイ島のチョコレートショップで買うべし、
名物「mochi」スイーツ!

 マウイ島カフルイ空港に降り立って、まず真っ先に向かったのは【Maui Specialty Chocolates(マウイスペシャルティーチョコレート)】。僕のお気に入りのお店だ。
 マウイに来る度に必ず立ち寄り、弁当ボックスに入ったダークショコレートトリュフ餅やチョコレート饅頭、チョコレートがたっぷりかかったクリスピーな米菓子をお土産にする。あとピーナッツバターとミルクチョコレートのお餅も忘れてはいけないのだ。

  • ダークショコレートトリュフ餅

  • ピーナッツバターとクリーミーなミルクチョコレートが入ったお餅

マウイスペシャルティーチョコレート

  • 電話:+1(808) 871-1222
  • 住所:180 E Wakea Avenue E, Kahului, Hawaii 96732
  • 営業時間:[月〜土]10:00~17:00
  • 休日:日曜

 そしてその後は【Stillwell’s Bakery & Café(スティルウェルズ・ベーカリー&カフェ)】へ。

 お目当てはサクサクの生地をクリームで包んで、両サイドにはチョコレートがかかったペイストリー『クリームホーン』。これもマウイに来たら欠かせない。

  • ここに訪れたら『クリームホーン』は必ず食べたい一品

  • 『ハムとチーズのランチサンドイッチ』はハム、チーズ、野菜をたっぷりと重ねボリュームたっぷり

スティルウェルズ・ベーカリー&カフェ

  • 電話:+1(808) 243-2243
  • 住所:1740 W Kaahumanu Avenue, Wailuku, Hawaii 96793
  • 営業時間:[平日]6:30~16:00、[土]7:00~16:00
  • 休日:日曜

お次は最近、ハワイの人気カフェ【Café Sip Me(カフェ・シップミー)】内にオープンした【Maui Cookie Lab(マウイクッキーラボ)】へ。

  • 店内は明るく、温かな雰囲気。クッキーをつまみながらドリンクでひと休憩するのにもってこいだ

  • 色とりどりなお砂糖がかかったクッキー

 色とりどりのお砂糖がかかった可愛らしいクッキーに目を惹かれるが、ここはもう少し大人なスイーツを試してみることにする。

 ブラウニーやルゲラー、ジンジャークッキー、チョコレートチップクッキー、そしてキャラメルクランチクッキーなど……。どれも魅力的だったが、チョコレートのクッキーでバニラクリームを挟んだ『Maui-O』を1つだけ頂くことにしよう。
 お土産に買ったたくさんのチョコレートのことを考えると「もっと色々食べたい」という気持ちにブレーキがかかるのであった。

  • 豊富な種類のクッキーに思わず目移りしてしまう

  • 大粒のチョコチップと合わせて焼き上げた『チョコレートチャンク』

マウイクッキーラボ

  • 電話:+1(808) 298-2149
  • 住所:7 E Kaahumanu Avenue, Kahului, Hawaii 96732
  • 営業時間:[木〜土]10:00~15:00
  • 休日:日~水曜日

さぁ、いよいよ昼食に向かうとしよう。

ランチは絶景のロケーション、
地元食材を使った料理が楽しめる【The Mill House】へ。

 そして僕らは【The Mill House(ザ・ミルハウス)】へランチに向かった。最近、エグゼクティブシェフに就任したTaylor Ponte氏のつくり出すメニューがどんなものなのか、とても楽しみだ。

【The Mill House】は1800エーカーを超える広大なプランテーション農園のなかにあり、素朴な雰囲気が心地よいシンプルで広々とした店内だ。

席からは大自然が一望できる

 地元の食材をふんだんに使ったメニューは、Bites(一人用のアペタイザー)、Chef’s Plate(シェア用のアペタイザー)、Garden+Grains(サラダ、パスタ、ピザなど)、Fish+Livestock(メイン料理)に分かれている。

 まずはじめに出されたのは『シャルキュトリー(前菜の盛り合わせ)』。なかでも目を惹いたのが、ライ麦のトーストの上にカタクチイワシとトマトのレリッシュとサヤインゲンのバーニャカウダ、そしてカラマンシーの爽やかなドレッシングがかかった一品。そしてレモンとライムの酸味とアボカドのピューレがマッチしたコナカンパチのカルパッチョは、日本の酢の物とハワイのポケが出会ったようなお味。

  • (上から)コナカンパチのカルパッチョ、カタクチイワシ ライ麦のトーストのせ、トマトのレリッシュとサヤインゲンのバーニャカウダ

  • お口がさっぱりしたところで、キアヴェウッドでローストされたボーンマロウ(牛の骨髄)がやってきた

 さらにはライム&パクチーのヨーグルトソースのかかった野菜のフリッター、スモークしたマヒマヒのシュー包み、スモークしたポークと酢飯がマッチしたポークむすび、韓国風スライスステーキ、カウアイ産のエビと魚のココナッツカレーと続き、シメの料理はタロ芋の葉っぱを使ったリゾット。このリゾットが僕的にお気に入りで、タロ芋の葉がほうれん草のような役割でチーズのリッチな味をうまくバランスするのに一役買っていた。

  • 見た目もかわいらしい、スモークしたマヒマヒのシュー包み

  • シメにいただいたタロ芋の葉っぱを使ったリゾットがお気に入りだ

ザ・ミルハウス

  • 電話:+1(808) 270-0333
  • 住所:1670 Honoapi’ilani Highway, Waikapu, Hawaii 96793
  • 営業時間:11:00~21:00
  • 休日:無休

 かなりお腹がいっぱいになった我々だが、さらに続く食の探求の為、この日の宿である【Fairmont Kea Lani Maui(フェアモント・ケア・ラニ・マウイ)】に向かうのであった……。(後半へつづく)

文・写真/ショーン・モーリス

Profile

ショーン・モリス Sean Morris ホノルル出身。ハワイでマーケティング&PR会社の代表を務める傍ら、
ハワイ随一の食通として幅広いメディアで活躍中。

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