1. ヒトサラ
  2. 旬味への誘い
  3. 冬が旬の食材「毛蟹」がおいしい東京のお店 中目黒【吉次蟹蔵】、麻布十番【麻布十番 蝦夷屋】
冬の味覚の王者「毛ガニ」冬の味覚の王者「毛ガニ」冬の味覚の王者「毛ガニ」

冬の味覚の王者毛ガニ

殻の奥にぎっしり詰まったほんのり甘いぷりぷりの身と、濃厚な味噌。生で、焼いて、煮込んで良し。その旨味にうっとりすること間違いない、冬の味覚の王様「カニ」。今月はたっぷりの味噌を擁し、煮込むほどに旨味が増す「毛ガニ」のおいしいお店をご紹介します。

丸ごと一杯鎮座、濃厚白味噌バターに3種の唐辛子を効かせた『毛ガニ大根鍋(赤)』

【吉次蟹蔵】東京・中目黒

北海道産の毛ガニとキンキを堪能。
中目黒の隠れ家風和食店【吉次蟹蔵】

 鍋の中央には、唐辛子で真っ赤に染まった一杯の毛ガニが鎮座――。刺激的なビジュアルのこの鍋は、中目黒にある和食店【吉次蟹蔵】で供される『毛ガニ大根鍋(赤)』です。

マンションの3階の一室にある隠れ家的なお店です。個室が2室のみなので、予約しての来店がスムーズです

 北海道の紋別や根室、釧路で獲れた、身が大きくて新鮮な雄の活毛ガニにこだわり、毎日築地から仕入れています。毛ガニを鍋のメインに据えているのは、「カニ味噌が多く、煮込むほどに味が凝縮されて旨味やコク増すから」と店主の猿山さん。

北海道紋別産の釣キンキを使ったしゃぶしゃぶや、生きたまま直送された毛蟹を使った贅沢な鍋料理が味わえます

 そんな新鮮な活毛ガニを、白味噌やバター、3種の唐辛子(一味唐辛子、唐辛子、韓国唐辛子)を加えて煮込んだのが『毛ガニ大根鍋(赤)』です。毛ガニのほかに入っているのは、利尻昆布と唐辛子で半日以上かけて下茹でされたほんのりピリ辛の大根のみと、至ってシンプル。

じっくり煮込んでいくと、鍋にはカニの出汁とカニ味噌が溶け出し、濃厚な旨辛スープへと変化を遂げます。鮮度抜群の毛ガニの身はぷりぷりでほんのり甘さを残しており、スープの辛さとの対比を楽しめるのも魅力です。

『毛ガニ大根鍋(赤)』

店の人気ニュー『毛ガニ大根鍋』の新バージョン。やさしい甘さの白味噌とバターの濃厚さ、唐辛子の刺激、毛ガニの旨味が一体となった極上旨辛鍋

 最後はいくらをのせた雑炊で〆。寒冬と言われる今年の冬は、毛ガニや大根の旨みと甘さ、唐辛子のスパイシーさが混ざり合った旨辛鍋で体の芯から温まりましょう。

旨味がしみ込んだスープに米とネギ、卵を加えて煮込んだ〆の雑炊。ピリ辛な雑炊に対し、はじけるイクラがアクセント

撮影/玉川 博之 文/シマアキコ(ヒトサラ編集部)

全国のおいしいカニ料理が
味わえるお店

コースで供される『茹でせいこ蟹 甲羅盛り 蟹酢ジュレ』

福井の古民家を移築した店内で振舞われる、贅沢なカニコースの一品。ぷるぷるのジュレとほんのり甘みのあるカニの身の相性は抜群です
東京・青山

ふくい 望洋楼 青山店

03-6427-2918

大の甲殻類好き店主がつくる『ズワイ蟹と慈姑の炊き込みご飯』

海老やカニに季節の野菜を合わせ、土鍋で炊き上げています。カニの旨味がたっぷりとしみ込み美味。タラバガニや花咲ガニが使われることもあるそうです
東京・四ツ谷

うぶか

03-3356-7270

店内の生け簀のズワイ蟹をそのまま捌く、活ズワイ蟹を使った絶品『蟹刺し』

活ズワイ蟹の蟹刺しは新鮮そのもの。身に花が咲いて透明感があり、他では味わえないような濃厚な甘みと、プリプリとした食感が楽しめます
大阪・北新地

はれや 別邸

06-6341-8089

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